犬を迎えたらするべき9のコト

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犬を迎え入れる事が決まり、準備しておくべきモノを揃えましたか?

犬を迎え入れる前にまだ準備が出来てない方は「犬を迎える前に準備しておく12個のモノ」もご覧になってみてください。

実際に犬を迎えいれてもこれから何をしたらいいのか分からない方も多いと思います。

なんとなく分かっていても、どこに行けばいいの?なぜ必要なの?費用はどれくらいかかるの?と思いますよね。

それでは、実際に犬を家族に迎えいれた後にするべき9つのことをご紹介したいと思います。

1.犬を迎えたらするべき9のコト

① 健康診断

まずは、健康診断です。

ペットショップやブリーダー、施設等から迎え入れることが多いと思います。

迎え入れる子が子犬の場合は、免疫も低く特に体調を壊しやすい状況にあります。

迎え入れる子が成犬の場合であっても気づかない病気や環境の変化のストレスもあります。

不安な事や分からない事を獣医さんに直接聞けるので飼い主さんの為にもなりますね。

健康診断の際に、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、狂犬病予防注射の時期等の相談もしましょう。

犬の健康診断の料金は、動物病院によって異なりますが
おおよそ5,000円~です。

② 混合ワクチン接種

子犬の場合、初年度は2~3回混合ワクチンの接種が必要です。

初乳からの免疫が徐々に減っていくため、いろんな感染症にかかるリスクがでてくるので必要となります。

その後は1年に1回の接種が望ましいとされています。

ワクチンは一般的に5種~8種が一般的によく使われています。

混合ワクチンの料金は、動物病院によって異なりますが

おおよその目安では、
5~6種混合ワクチン 5,000~7,000円程度
7~8種混合ワクチン 6,000~9,000円程度です。

③ 狂犬病予防注射

そもそも狂犬病ってなに?と思われる方も多いかもしれません。

狂犬病とは、狂犬病に罹った犬に噛まれて感染する病気です。

噛みついた時に唾液に含まれる狂犬病ウイルスで犬や人をはじめ哺乳類、鳥類にも感染します。今のところ治療薬もなく、一度発病すると必ず死亡してしまう恐ろしい病気です。

生後91日以上の犬には年に1度4月~6月に狂犬病予防注射を受ける義務が課されています。

生後91日未満の子犬の場合は、混合ワクチンの兼ね合いもあるので獣医さんと相談のうえ狂犬病予防注射を受けてください。

畜犬登録をすれば毎年3月頃に市区町村から狂犬病予防の案内が届きますので、それが届いたらそろそろ狂犬病予防注射の時期だなと思えば大丈夫です。

狂犬病予防注射を受けれる場所は、市区町村の集合注射又は動物病院なので都合の良い方で受けましょう。

狂犬病予防注射の料金は、市区町村の集合注射でおおよそ3,000円前後です。それと“狂犬病予防注射済票交付手数料”が550円かかります。

動物病院の場合は、病院によって異なりますがおおよそ3,000円程度です。こちらも“狂犬病予防注射済票交付手数料”が550円かかります。確認してから行けば間違いないと思います。

④ 畜犬登録

畜犬登録とは、これから飼う犬を家族として住まいの市区町村に登録することです。

これは飼い主の義務となっていますので必ず行いましょう。

畜犬登録は飼いだしてから30日以内となっています。
引っ越し等で住所が変わった場合や事情で飼い主が変わる場合、犬が亡くなってしまった場合等にも30日以内に届け出をしなくてはいけません。

生後91日以上の犬の場合は、30日以内に狂犬病予防注射を受けて、その際に貰う“狂犬病予防注射済証”を持参して登録をおこなってください。

登録費用は3,000円です。登録をすると“鑑札”が発行されるので首輪に付けましょう。

また、畜犬登録をすると毎年1回登録の住所に狂犬病予防注射のお知らせが届きます。

詳しくはお住まいの市区町村にご確認ください。

⑤ マイクロチップ

マイクロチップとは、犬の身体に長さ8㎜~12㎜で直径2㎜程の円筒形の電子タグです。

この電子タグには飼い主さんの名前、住所、電話番号等がデータとして記憶されています。

被災時や迷子になった時にこのマイクロチップの情報を自治体や動物病院が読み取り飼い主さんへ連絡をしてくれます。

ペットショップで迎える場合は既に装着済みの子が多いですが、ブリーダーから直接迎える子や保護犬の子たちはほとんどが未装着なので、自分達の判断にゆだねられます。

稀にマイクロチップを装着することで犬の皮膚が過剰反応を起こして炎症してしまうこもあります。なので絶対とは言い切れませんが、基本的には犬の身体に悪影響は無いとされています。

装着は動物病院でおこなえます。装着方法は少し針の太い注射器のようなマイクロチップ専用の器具を使い基本犬の首の後ろ辺りに装着します。

費用は動物病院によって異なりますが、
おおよそ3,500~5,500円
程度で、その他に登録料として別途1,000円かかります。

⑥ フィラリア予防

犬フィラリア症は、前までは犬の死因として多かった病気です。

犬フィラリア症とは蚊を介して寄生虫が犬の体内に寄生していき心臓に機能障害が起こる病気です。

症状としては、ハァハァと息切れをするようになったり、咳が出たり、腹水がたまる、食欲の低下、血尿などの症状があります。

予防としては、蚊の出現時期に合わせるので地域によって差はありますが、蚊が飛び始める3月~4月くらいから蚊がいなくなる11月~12月くらいまでの期間継続して予防します。

予防方法としては、飲み薬・注射・滴下等があります。

こちらも必ずおこないましょう。

⑦ 去勢・避妊手術

去勢(男の子)のメリットは、男性ホルモンが関与する臓器の病気の予防威嚇行動やマーキングの抑止等の効果が期待できます。
デメリット基礎代謝が減少してしまい肥満傾向になったり、ホルモンバランスの崩れによる皮膚病等の発症があります。

避妊(女の子)のメリットは、女性ホルモンが関与する臓器の病気の予防や望まない妊娠の予防、生理がなくなるので精神的な不安定を取り除くことができます。
デメリット肥満傾向になったり、ホルモンバランスの崩れによる脱毛症等の発症があります。

去勢・避妊手術をすることによりガンになる確率が激減します。
とういうことは、愛犬の長生きの為でもあります。

去勢・避妊手術は、個体差はありますが生後6か月以降からおこなうのが一般的です。

費用は動物病院によってかなり差があります、さらに犬の大きさ(体重)等によっても異なります。

去勢の場合はおおよそ、15,000~30,000円程度
避妊の場合はおおよそ、25,000~50,000円程度

これはあくまで平均ですので、検討される方は動物病院にご確認ください。

⑧ ノミ・ダニ

犬の身体に知らずの知らずのうちにノミやダニが住み着いている可能性があります。

ノミは皮膚炎や恐ろしい感染症を引き起こす可能性があります。

ダニは血を吸われることによって、貧血やアレルギー性皮膚炎をおこします。

これらは、事前に予防することが出来るので手遅れになる前に必ず薬やワクチンで予防しましょう。

もし身体をしきりに掻いている場合は既に寄生されている可能性があるので気になったら動物病院に連れて行って獣医さんに診てもらいましょう。

⑨ ペット保険

そもそも動物の医療費は高額ではかりしれません。

手術になると〇〇万~〇〇〇万という費用が必要になることもあります。

大切な家族が病で苦しんでいても助けてあげられないという事になる前に少額の保険でもいいので必ず入っておきましょう。

2.まとめ

大切な愛犬を迎えたと同時にしておかなければならない事は沢山あります。

可愛いだけで飼うのではなく、家族の一員として少しでも長くの時間を過ごせるように9つのコトをよく検討してあげてください。

犬達は自分では何もできません。そして何かあっても言葉で伝えれません。私たち人間が気づいてあげなければいけません。

なるべく小さな変化にも気づいてあげれるようにしましょう。

楽しい愛犬との生活を送ってください!